子宮全摘出~術後5日目、続き

夕方、また別の先生(手術に入ってくれた)が来てくれたので、色々聞いてみました。

「摘出した子宮と筋腫は合わせて20cm位。重さは正常な子宮だけだと60~70gだけど、その10倍位はあって、かなりズシッとしてたよ。子宮の後ろ側の下の方に大きく付いていたのでやりにくい手術だった」と言われました。

初診の時、あっさりと開腹手術で縦切りで!と決めたのは、最初から取りにくそうだと思ってたからなのね。(後日ちゃんとデータを聞いたら752gでした。)

チョコレートのう胞のことも、全く知識なかったので、と伝えて詳しく聞きました。

「生理の時、血が卵巣に行ってしまい、そこで固まってしまう。ざっくり言うとそういうもの。(私のは)左だけでかなり小さかったけど、癒着していたので剥がして取り除いたから大丈夫。卵管は両方取ったけど、卵巣は残しているから定期的に検査は受けるように。病気はこれだけじゃないから。」ということでした。

この先生、質問すると丁寧に教えてくれるし、とっても聞きやすい。婦人科系の病気で女性だからってのもあるかもだけど。本当にありがとうございました。

夕食は七夕メニューでした☆彡

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七夕

 

子宮全摘出~術後5日目

7月7日、七夕。点滴も何もないので暇。14時に早めのシャワー。

戻って服を着て髪を乾かしに行こうとしたら、先生が来て「テープ替えましょうか」と。(この先生は、手術に僕も入りますーって挨拶に来た先生かな?たくさん先生がいて覚えられない)

術後から貼ってあったテープがかなりしっかりしたテープでなかなか剥がれない。下の端の方がちょっと持ちあがったら、先生かなり大胆にべりッ!っと剥がし始め、ベリベリベリって全部剥がれました。生傷、、初めて見る。大きい綿棒みたいなので黄色い薬を傷にグイグイ塗られます。

「先生ー結構ガシガシやりますね!」と言ったら「傷はもうくっついてるんでこのぐらいは大丈夫ですよ」とおっしゃる。いや、痛いし怖いんですけど。。。

後で聞いたんだけど手術で縫った傷は48時間で完全にくっつくみたいです。

薬を塗った後、前とは違うテープを貼られました。茶色でマステのようなテープを短く切って横向きに何枚も。退院するまでこのままで、退院前に剥がれてきたら張り替えるとのことでした。

 

子宮全摘出~術後4日目

7月6日、朝早めに予約をしてシャワーを浴びました。5日ぶり、やっと入れた。

手術痕はテープを貼っているし思ったほど怖くなかったです。

この日は次々と先生が様子を見にきて、傷を確認されました。テープは透明なので見えるんです。血のかたまりがあるけど、これは手術直後に貼った時の血で、それが広がってなければ大丈夫みたい。とりあえず痛み止め(追加)と下剤を出してもらいました。

点滴がやっと外れたので、下のコンビニに行ってもいいか聞いたら、行ってもいいけど感染が心配だからあまりウロウロしないように、とのこと。当然まだまだ痛いし、点滴棒(という支え)がなく歩くので、そろそろと歩いてさっさと帰ってきました。

手術して4日、術後はあんなに痛かったのに、もうこんなに歩けるんだなー、人間の体って強いなぁと思いました。

子宮筋腫全摘出~術後3日目

7月5日、点滴を刺しているところがそろそろ痛くなってきました。血管が細いせいか弱いからなのか、それとも皆そうなのか?だいたい3日位で痛くなります。ズキズキというか、ツクンツクンって感じ(伝わるかなぁ)そもそもこれ刺した時から場所と角度が痛かった。よく4日ももってると思います。

そして流れも悪い。血管の壁にあたってしまって流れなくなるみたいで、腕の角度を変えてみたりすると流れたりします。

朝の抗生剤(9時前後だったかな)の時に看護師さんに聞いてみました。

「とりあえずこの水(常に流している水分)が10時に終わるから、それで一旦抜いてもいいし、夕方の抗生剤までもたせるようにして、どうしても痛かったら抜くっ

てことでもいいよ」と言ってくれました。

「刺し直すのも大変なのでこのまま頑張ってみます。」

そしたら看護師さんが10時に終わるはずの点滴をものすごーくゆっくりに。詰まらない

ように流し続けて夕方までもたせる!という作戦のようでした。

でも昼過ぎに止まっちゃって、その時の看護師さんが点滴の中間地点の穴に何か刺して通してくれました。詰まりかけてたみたい。よかった。

16時過ぎだったか、抗生剤が来ました!いつもよりすごく早い、ありがとう!

「〇時間空ければ大丈夫なのでやりましょう」今度はめっちゃ早く流してる、ボタボタ落ちてる。血管に冷たいものをすごく感じる。よかった、私の血管4日目だけど頑張ってる。「抗生剤終わったら抜きますね」30分もかからなかった。でナースコール。保護(固定?)していたテープをはがして管を抜く。結構長いの。こんなのを刺してるんだよなぁ、すごいなぁー。

これで点滴終わり。やっと点滴棒と一緒にトイレに行かなくて済む。シャワーも行け

る。お腹の傷はちょっと怖いけど頭洗いたい!明日早めに予約しよう。

夜の担当の看護師さんが挨拶に。手術室に連れて行ってくれた人だ。「あ、点滴とれたんですね。よくあの角度で今日までもちましたね」と笑顔で言われました。やっぱりあれ微妙だったのね。でもほんと終わってよかった(^^♪

 

 

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点滴4日目

子宮筋腫全摘出~術後2日目

7月4日、朝食、5分粥とお味噌汁とおかずが少し。お腹大丈夫かな。以前断食道場で習った、一口口に入れては箸を置いて30回ほど噛んで飲み込む、をやってみた。単にゆっくり食べるためだけだけど。でもすぐにお腹が痛くなってあまり食べられず。

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昼食も同様、食べ始めるとお腹が痛くなる。ガスのせいなのか?お腹がパンパンに張る感じで痛い。とにかく歩くか。。。ただ病棟から出れないし廊下しか歩くところがない。端まで歩いて外の景色を見てをただただやってました。

あ、入院日のとこに書きましたが、私のベッドが手動なんです。ベッドの角度を変えるのに、起き上がって足元のハンドルを回さなくてはいけなくて。体を起こすのが痛いけど(お腹に力を入れると痛い)これもリハビリだと思って動いてました。

ちょうどいい角度にするには寝てみないとわからないので、起き上がって回す⇒寝てみる⇒起き上がって回す‥の繰り返しでした。電動ってありがたかったと今更思う。

何時だったか初めて見る先生が様子を見にいらっしゃいました。この頃にはだいぶ元気だったのでやっと色々聞いてみました。

取った子宮の大きさを聞いたら、先生が手で輪っかを作って「これくらいかな」って。先生そんなアバウトな(ー_ー)!! 「子宮と筋腫あわせてそれぐらいですか?」と聞くと「うん、大きい筋腫のほかに小さめの筋腫がボコボコでっぱってついてて、これくらいかな」ってまた手で。20cm位かなぁ。今度主治医にちゃんと聞こう。

 

子宮筋腫全摘出~手術翌日

7月3日、朝6時半起床。ほとんど寝てないけど。。

朝早く先生が来てくれました。「痛い?」って聞かれたけど、この時は痛みよりも尿管がつらくて「膀胱破裂しそうー」とか「ガスが溜まってる感じでつらい」とそればかり言っていました。「尿管を外したら治まるから。あとは水分を捕ってどんどん歩いて」と早めに尿管を外してもらうことにしました。

看護師さんがまず吸い飲みで水を飲ませてくれました。術後最初に飲むときは看護師さんに見守られながら飲みます。1日ぶりの水。口が気持ち悪かったから嬉しい。

この時に心電図、足のポンプ、指につけてた酸素量を測るもの、等をどんどん外してくれました。身軽になって、さあ歩いてみようー。

当然痛いし、怖かったけど、尿管を外したい一心で頑張って立ちます。立てた。歩いてみる。点滴棒と看護師さんに支えられ、病棟の端までゆっくり往復できました。

歩けたので着替えと体拭き。この日もパジャマを借りました。そして尿管をスポッと抜いてもらいました。やっと自由にトイレに行ける。つらかった~

これで点滴以外の器具はすべて外れました。身軽!

水が飲めるようになったので、もう痛み止めは点滴じゃなく飲み薬です。ロキソニンを10錠くれて、痛くても8時間は空けて飲むようにとのこと。早速1錠飲みました。

相変わらずガスが溜まっていて。どんどん歩くほうがいいと言われたのでトイレばっかり通っていました。ただここの病棟のトイレは古くて、狭いのに内開きなので点滴をつれて入るのにはかなり苦労しました。

夜18時、流動食開始。重湯とコーンスープ、ヨーグルト、ジュース、そしてアイスクリーム!2日前の夕食以降ずっと絶食だったのにいきなりこんなに平気?重湯なんていつぶりだろう?でも久々の食事はとてもおいしかった。(お腹がびっくりしそうだったのでヨーグルトとジュースは残して取っておきました)

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消灯後、お腹が張って苦しかったので、こっそりネットで「ガスの抜き方」を検索して傷に触らない程度にマッサージをしてみました。ちょっと出たかな。少し楽に。

1時ごろまたロキソニンを飲んで寝ました。

 

子宮筋腫全摘出開腹手術~とうとう当日!手術後~

「終わったよ~」夢を見ていたみたいで現実との境がわからず?

突如痛みと震えに襲われ我に返りました。でも「部屋に戻るね」なのか「戻ったよ」なのか記憶がなく、とにかく意識がはっきりしたのは部屋に戻った後でした。

心配していたけど気持ち悪くはない、、でも震えるってか痙攣してる⁉

「寒い?寒くないけど震えちゃうの?」と聞かれたけど、なんでかわからない、体がガクガクする。しばらくの間、痛みよりもこれがつらかったです。

「お姉さんに連絡できる?こちらで連絡しとこうか?」・・お願いします。

お姉ちゃん、ごめん!自分では無理だった!

私は何度か手術をしていますが、病院から決まって言われるのが、

『手術に身内(付き添い)が来なくても大丈夫。ただし何かあったときのために、必ず電話に出られるようにしておいてもらってください』ということです。

なので病院から電話がかかると姉が驚くと思って、できれば自分で連絡したかったのです。でも落ち着くまでかなり時間がかかったので、連絡が遅いほうが心配だっただろうからこの時電話してもらってよかったです。

それから震えはおさまったけど、痛い!傷が痛いのか中が痛いのか、背中も腰も痛い。体の向きを変えてもらって少し楽になった気がする、けど痛い。

痛み止めが点滴で常に流れているみたいだけど、「すごく痛いです-」って訴えると、点滴が落ちる速度を速めてくれました。そうすると効いてきて少し眠れるんだけど、また痛くて起きちゃう、その繰り返し。

私なんで手術することにしたんだっけ?なんで開腹にしちゃったんだ?と後悔ばかりしていました。この時は。

あと辛かったのが尿管です。膀胱がパンパンで我慢できない感じ。前の眼の手術の時は全くそんなことはなく、尿意もないしむしろずっとつけていたいと思ったほど快適だったのに。膀胱の近くの手術のせいか、単に尿管をつける人の腕の違いなのか未だにわかりません。

夜先生が来てくれました。「子宮と筋腫は問題なく取れた、チョコレートのう腫は少し癒着していたけど綺麗に取ったからね。」という話をされました。色々聞きたいことはあったけど、この時は痛すぎてしゃべれず、まずはお礼だけ伝えました。

夜中にあまりに痛いので(この日時間の経過が全くわからないままでした)点滴に強めの痛み止めを入れてくれました。長く効いていた気もするけどやっぱり切れて痛い。耐えられなくてナースコール。でも「この強い薬は5時間は間を空けないとダメなんですよ」と言われ絶望的な気分に。。。じゃあせめて眠剤もらえないか聞いたけど「指示が出てないから」ともらえなかった。

朝まで痛みと尿意に耐えた一晩でした。